靴はお手入れでいい味になっていきます~

「これも綺麗になりますか?」と持ち込まれた靴は当店で2年半ほど前にカスタムオーダーでお作りしたビジネスシューズです。
それでも踵もしっかりしていますし、それなりに大事に履いて頂けたようです。
でも日頃あまりお手入れをされていないようで、所々色が剥げたり傷がついていたり…
まぁ靴は足を守る物なので特につま先など傷がつきやすいですね。

 
ちょっとつま先も反り上がってしまってます。

すり減った踵を修理し前足部に貼ったゴムも貼り換えます。

更に2年半なので革に潤いを与えるためにも一度丸洗いします。
靴の表面はもちろん靴の中もキレイに手洗い。靴内を洗う事で油脂などの汚れも落ちスッキリ、さっぱりします。
シューキーパーも入れて反り返った靴の形を整えましょう。

その後靴クリームを塗って仕上げます。
一度汚れを落とすことでクリームのノリも良く、まるで靴も喜んでいるようで良い艶が出ますね。

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写真ではわかり難いかもしれませんが左側(右足)はコバ(底周り)がそのままで、右側(左足)はコバインクを塗って仕上げてあります。  かかとも同様です。
靴のアッパーだけではなく、こういった所も丁寧にお手入れをすることも大事です。

 

当然ですが、こうして見ると一目瞭然… と言うことはアッパーだけ磨いてもコバがそのままだと周りの人からはこんな風に見えてます…



こうしてメンテナンス完了です!
またご主人様の元で活躍してくれることでしょう。

靴は履き捨てるのではなく、メンテナンスをしながら履き続けることで自分の靴に育っていきます。
日頃のメンテナンスも覚えると簡単ですし、これもまた愉しいひと時になります。
メンテナンスに興味のある方はご相談くださいね。
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季節の変わり目、靴をチェックしてみてくださいね。

ついつい更新をサボり、久しぶりの更新です。

今日は靴磨きです。


折角の靴、かなりのダメージですね・・・

微妙な色のブラウンで革も風合いを生かした革なので、すっかり色がぬけてしまったようです・・・

でも底周りや靴の中も痛んでいないので、クリーニングでかなりよみがえると思います。

まずは革用の石鹸「サドルソープ」で水洗い。
これだけでも潤うがもどりますが、かなり色落ちしていますのでクリームも丹念に塗ります。

でもこの革はちょっとでも余分にクリームを塗ると表面がべたつく感じなので
様子を見ながら、塗っていきました。

それでこんな感じによみがえりました!!

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やはり革質も良いので、良い感じのツヤになりますね。

季節の変わり目です。
普段酷使している靴をたまにはチェックしてメンテナンスで労わってあげてくださいね!

靴のお手入れ相談もお気軽にお寄せ下さい。

革のシミ

革靴は雨や雪で水にぬれるとしみになる場合があります。

今回も淡いベージュ色のブーツのシミの相談です・・・

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とてもソフトで革の風合いがいい感じのブーツですが、とてもデリケートな革なので
雪道を歩くと一発でこのようになってしまったようです。

実は最近、ファッション重視で、靴に適さないのでは??と感じる革を使った製品もよく見かけます。

この革の場合、通常の防水スプレーだとかけただけでもしみになりそうで不安です。

またお手入れといっても通常のものではそれもしみになりそうです・・・。

今回は既にしみがひどいのでこういう言う場合は
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濡らしちゃいます。

全体を濡らすのは怖いので、ちょど革の切れ目まで

革のシミは革が濡れて乾くときに、しっかり濡れた部分とそうでもない部分の境目あたりに
染料や革に含まれる塩分がたまりこのようにしみと残るので
一度全体を均一に濡らすことで、しみが目立たなくなります。

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乾くとこんな感じです。

まだうっすら跡が残ってますが、履くのには問題なさそうですね。

今回はうまくいきましたが、うまくいかない場合もあります。

でも水にぬれてしみになった革の最後の対処法として覚えておいてくださいね。

靴磨きの話

履きこんだ紳士靴です。カカトの修理と磨きのご依頼です。

今回は磨きの様子をアップ。



まずは汚れ落しです。僕が使うのはこの液体タイプの汚れ落し「ステインリムーバー」です。
ステインリムーバ

液体なので革に浸透し汚れを浮き出させてくれます。

P4010909.jpg
あまりゴシゴシせずに古いクリームや汚れが落ち、表面のツヤがなくなる程度でOKです。
革がスッピンになりましたね。 あまりこすりすぎると革を傷めてしまうのでご注意下さいね。

モウブレイ シュークリームジャー

次に栄養を与えるために乳化性のクリームを塗ります。
お気に入りはこのモウブレイ シュークリーム ソフトで伸びがよく上品なツヤが出ます。
ガラスのビンに缶のふた。この雰囲気も好きです。

そして最後に油性のクリームで仕上げました。
シューシャインポリッシュ
モウブレイ ハイシャイン・ポリッシュ 天然の植物性ロウ「カルナバワックス」が主成分です。
油性ワックスでは一般的な「キウイ」もありますが、キウイは有機溶剤の臭いが強くします。
こちらも有機溶剤は入ってますが、天然のロウが主成分なので臭いも全く違います。 

このハイシャイン・ポリッシュとシュークリームはどちらも古くからヨーロッパで伝わるクラッシックなレシピで作られた復刻版クリームなんです。

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左が乳化性のクリームで仕上げた状態。これでも充分なんですが
これに油性のクリームを塗ると右のようにきれいな輝きが!

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これも左が油性で仕上げました。
このように油性の艶出しワックスはつま先とカカト部分に使用します。

ワックス分が皮膜を作るので、靴全体に塗ると曲がってシワが寄る部分にひび割れを起こしたりします。
ですから芯が入っているつま先とカカトの部分にだけ塗ります。

でもこのつま先とカカトの部分的な艶が靴全体・・・いや全身のファッションを引き立たせてくれますよ!

是非お試し下さい。

お手入れ次第で蘇ります。

お気に入りの靴はどうしても履き続けてしまうものです。
でも気づくと所々色もはげ、かかとも減ってしまい・・・
もう駄目かなあとあきらめる方も多いのでは?

でも今回のこの靴もかなり傷みお客さまもあきらめていたのですが
もともとはいい靴のようですし、まだ何とかなりそうな状態でした。

そこで全体を丸洗いして乾かしました。
それがこの状態ですね。
汚れは落ちてさっぱりしましたが、色が落ちて艶もありません。



これにクリームを塗って仕上げます。するとこんなにきれいに!!

P7191167.jpg


かかとも片べりを直しましたが、ヒールの革が一部はがれおちています。
P7191164.jpg

そこに革をあてがいまして・・・
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いくつかの薬品を塗って、磨き上げると♪ こんな感じに。
P7191168.jpg

ヒールを交換する場合もあるのですが
この靴はソールからヒールまでが一体で、ヒール周りに革が張ってあるタイプなので
このような感じで直しましたが、なかなか見違ええるくらいきれいになってくれましたね!

靴の修理、無理な場合もございますが、まずはご相談くださいね。
プロフィール

妹尾 巨知

Author:妹尾 巨知
北海道日高郡新ひだか町にある靴店です。
趣味のノルディックウォーキングや靴、健康に関する事をアップしていきます!
当店は「足元から健康を考えるお店」をコンセプトに
足に良い靴を中心にその他「ノルディックウォーキング」用ポールやバッグ類も扱っています。
靴の修理やお手入れも行っています。

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