傷の手当は形成外科へ

歩く力も弱ってきたご高齢の方が施設の方に付き添われてご来店されました。
来店時は車イス、でも少し歩かなくては…と言う事で靴をお探しでした。

足の状態を見るために足に触れると指先がとても痛い様子でしたので靴下を脱いで見せてもらいました。
すると指の変形もあるのですが、指同士がくっつき、傷もあり指先から甲の付近までうっ血してぶす色になっています。
付添いの方に尋ねると皮膚科に通っているとのことですが「塗り薬を処方されているのですが、あまり変わらない…」ようです。

皮膚の疾患は一般的には皮膚科と考えるのが一般的ですし、切ったりと言った怪我の場合は外科と言うことになると思います。
でも今回のように傷が治りにくかったりしている場合は、形成外科の受診が必要な場合もあります。

足の場合、なかなか良く見ないとわかり難かったり、周りの人にも見落とされたりすることも多く、気づいたときには化膿がひどくなっていたり、大きな傷になっていることも多いのです。
また糖尿病で末しょう神経障害が起き、痛みを感じにくくなっていたり、下肢の血流障害で傷の治癒力が落ちていたり…
様々な要因で足の傷がひどくなってしまっていることがあるのです。

今回もちょっと表面の塗薬だけで改善しない場合は、早目に形成外科に相談してみることを勧めました。

僕も形成外科の事を知る前は「美容整形」と混同していましたが、説明を聞いて初めて「形成外科は傷を治す科」だということが分かりました。

今回のようなケースだけではなく怪我や火傷などの治療にも形成外科は良いそうです。
なかなか治らない傷がある場合は一度形成外科に相談してみることも知っておいて下さいね。
スポンサーサイト

足の裏全体の痛み?

若い男性がお父さんと共に来店されました。
それも足が地面に着けないほど痛いらしく、つま先だけ軽くついてケンケンするような感じで入って来られました。

話を伺うと病院の帰りで、足裏全体が痛くて足もまともに着けない状態です。
重機の乗り降りを一日中頻繁にする仕事で地面はコンクリート。
その硬い地面に何度も飛び降り片足で着地するために痛みが発生したようです。

足を見ても熱を持ったり腫れたりしている様子も無く「反対の足と比べて腫れている様子も病院での診断は?」と聞くと「骨に異常は無いので、地面からの衝撃により腱とかに炎症を起こしているのでは?」と言う診断で、消炎効果のある塗薬や飲み薬そして痛み止めを処方されたようで、他には特に指示は無かったようです…
状態が状態なので、仕事を少し休んだ方が良いのでしょうが、そうもいかないようです。

それでいろいろと痛みの発生状況や仕事、普段の履物などを聞いているうちに「足底腱膜炎」に近いようです。
彼の場合、偏平足ではなくむしろ足底筋がピンと張っているような状態です。
外反偏平足といって土踏まずが下がることで痛みを発症する人もいますが、逆にアーチが高かったり足底筋が緊張していたりして発症する場合もあります。
試しにストレッチをするとかなりふくらはぎやハムストリングスが硬いようなのでそれも踵を引っ張る要因になっているようです。
ただでさえかかとの骨が引っ張られ張っている所へ一日に何度も飛び降り痛い方の足で着地、しかも履物は長靴です。
初めはかかと付近が痛かったのが、足裏全体に広がり足もつけないほど悪化してしまったようです。

薬で炎症を抑えるのも必要ですが、踵の動きや筋肉の状態を考慮しないと痛みどめでごまかしているうちにさらに悪化しては元も子もありませんねぇ…

そこで今回は長靴用に足底筋に負担のかからないようにインソールを試してもらう事にしました。
でも少しでも負担のかからないように重機からの飛び降りは当分やめた方が良いですね…。

若さゆえ勢いに任せ、身体を気遣うのが後回しになってしまいますが、日ごろの疲労が積み重なり体が悲鳴を上げだすこともあります。
無理せず日頃から自分の身体とうまく付き合っていきましょうね。

10月はどさん子体力アップ強化月間

いろんな場で講話を担当させて頂いていることをきっかけに「家庭教育サポーター企業」に登録させて頂いています。
そんなことで、今回このようなポスターが配布されました。
「どさん子体力アップ強化月間」 10月の話ですが、早目の告知ですね!



子供たちが日頃から運動やスポーツに親しみ、体力向上に取り組んでもらうための啓蒙活動です。
昨今子供の運動不足が言われていますが、その反面少子化の影響でスポーツチームの維持が困難になり子供のスポーツ開始年齢も低年齢化しているように思えます。
でも小学入学前後の子供の足はまだまだ骨が完成していません・・・
子供の足は大人の足のミニチュア版ではなく、構造的にもまだまだ発展途上です。
そんな足で特定のスポーツをするのは弊害も伴うのでは…という気がかりもあります。

それよりも私たちの立場から気になるのは、子供の歩く環境がどんどん減っていることですね…
近隣の小中学校でも自転車通学が増えています。
以前はある程度離れた地域の子供が自転車通学を許されていたのですが、近くに住む子も自転車OKの学校もあるようです。
でも歩くってとても大事で、人間の根源的な行動でもあります。
さらに大人になればなるほど歩く機会は減り、わざわざ時間を確保してウォーキングをしなくてはならないほどに…
子供の時くらい歩く機会を奪わずに歩かせることが、先ずは体力アップ、身体の土台をしっかりさせる大切な事と思います。
まあ…当然そこには履物や歩き方の問題もありますが、何より否応なく歩かなくてはならない通学での歩く機会も減っているので今後ますます子供の体力は心配ですね…

子供の体力向上とは決してスポーツレベルの向上ではありません。
是非日常的なお子様の歩く機会、増やしてほしいですね。

恒例の足型計測会を開催しました。

今年も恒例の「コンピューターによる足型計測会」を開催しました。



恒例って??
当店では毎年春休みと夏休み期間中の2度この足型計測会を開催しています。
普段から手作業による足の診断は行っていますし、もちろん足に触れて実寸で計測する方が足についてのいろんなことが分かるのですが、この計測会は台に立つだけで瞬時にコンピューターが足型、サイズを計測してくれます。

  

そのためなかなかジッとしてくれなかったり、足に触るとくすぐったがるお子様の足も簡単に計測してくれます。
サイズだけではなく足裏のアーチの形状も写真に写しプリントアウトしてくれますので、気になる足の成長具合も一目でわかりますね。
普段の足の診断は、足のトラブルを抱え悩んでいる方からのご相談が多いのですが、このようなイベント時には
「特に悩みは抱えていないけれど、自分の足ってどうなってるのか知りたい」とか
「今の靴選びで良いのかどうか知りたかった」
「子供の靴選びや足の成長ってどうなってるの?」などなど
具体的な悩みではなく漠然とした疑問や不安を抱える方が来店されます。

もちろん計測したからと言って無理に靴を売りつけるようなことはしません。(笑)
地域の足育事業&靴難民救済事業の一環として行っています。
個人営業の小さな靴店なりに地域の何らかのお役にたてることが出来ればいいなあと思っています。

これからも何かしら足もとから健康を考えてもらえるような事をしていきますので、機会があればお気軽に体験してみて下さいね!

飾りじゃないのよ靴紐は・・・

日頃からお子様の足に気を使っている親御さんが娘さんの足の相談に来られました。
足の爪に血豆が出来たと言うことで診せていただきました。

親指の付け根付近(人差し指側)に小さな血豆のようなものがあり、しかも両足の同じ位置に出来ていました。
初めて見るケースで少しビックリ・・・ お医者さんにも行ったようですが「人差し指からの圧迫ではないか?」と言われ靴の相談に来られました。
人差し指からの圧迫ではここまでの血豆にはなりませんし指同士には傷も痕も何も無いので不思議に思いいろいろと足の状態を見てみて気づいたのですが、おそらくこの絵の矢印の方向から継続的な圧迫を受けていたのではないかと思います。



靴のサイズはそろそろ買い替え時です。春に買ったばかりですが、小学校6年生なのでまだ長くとも半年くらいに一度は買い換える必要があるのでそろそろサイズアップの時期が近づいてはいますが、小さすぎるわけではありません。
足が細いお子様なので足が前に滑っているようでした。各指も靴の中で前から圧迫を受けているような形になっていました。

そのような靴と足の話をさせていただいていると、驚きのお話が・・・?!
親御さんが足の事を心配し、ヒモを締めるように言うのですが面倒がってなかなか結びたがりません。
まして学校で脱ぎ履きをする際には少し手間取ってしまうのは想像がつきます。
今後中学生になってマジックベルトでは無くヒモ靴を履かなくてはならなくなる事から今のうちにヒモ靴に慣らしておきたいと言う配慮もありヒモ靴を与え履き方を教えていたというほど足元の教育もしっかり考えていたようですね~。
ところが・・・
ある時「学校の先生から良い結び方を教わった!」と言うので聞いてみると・・・
『いちいち結びなおさなくて良いように“程良い加減で結ぶ方法”』を教えてくれたそうです・・・(涙)
 いわゆる諸悪の根源“ヒモゆるゆる状態”に指導されていました。

そうなんですよね~ 学校の先生たちなど子供の成長に係わる大人たちの知識不足がこんなところにも現れているんです。
まあそれもそんなことを教わることも無いまま大人になり先生になっていくので責めても仕方の無いことです。
これもまだまだ私たち足もとに係わる者の啓蒙活動不足ですね・・・

足フェスから帰ったばかりですが、靴と足のことをもっともっと伝えていかなくてはならないと知らされた一件でした。

プロフィール

妹尾 巨知

Author:妹尾 巨知
北海道日高郡新ひだか町にある靴店です。
趣味のノルディックウォーキングや靴、健康に関する事をアップしていきます!
当店は「足元から健康を考えるお店」をコンセプトに
足に良い靴を中心にその他「ノルディックウォーキング」用ポールやバッグ類も扱っています。
靴の修理やお手入れも行っています。

最新記事
カテゴリ
最新コメント
最新トラックバック
全記事表示リンク

全ての記事を表示する

FC2カウンター
月別アーカイブ
スタッフ不在予定
足の相談、インソール作成のスタッフが不在の場合がございます。
ご来店前にご確認下さい。
現時点での不在予定は5月7日(日)14日(日)18日(木)19日(金)は不在です。 GWの連休中は定休日の水曜日以外は通常営業しています。土日祭日は18時閉店となってます。
Photo by naonori.S
日常の中で自分の目に留まった風景を切り取った写真です。 ご覧になって下さいね。

PHOTOHITOブログパーツ

リンク
検索フォーム
RSSリンクの表示
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QRコード